今まで、りなのためならなんだってできるって思ってた。でもそれは、りながあたしを必要としてくれて、愛してくれているからこそのこと。
別に見返りが欲しいという意味じゃない。
あたしはりなの笑顔が見られるなら、そのためにはなんだってしてあげたいって思ってただけ。
でも…りなはあたしのことが必要じゃないの?あたしがいなくなってもいいの?二人の関係を一緒に守ろうと努力してはくれないの?って…思うようになってしまったら、今まで通りにはできなくなるよね。
一緒にいても淋しいなんて、そんな関係は哀しすぎる。

って思ったけど、でも、りなはりななりに、何も考えてないわけじゃない、のかも。
それがちょっとだけわかった気がするから、もう少し一緒に歩いていこうって決めた。
りなの歩く速さで、少しずつ進んでいくのを待とうって思った。
結局、やっぱり、りなが好きだし、あたしはりなを必要としてる。
できることなら、いつの日か、りながあたしと一緒に二人の関係を守るために闘おうという気持ちを持ってくれたら嬉しいと思うけど。
今はまだ、逃げてしまうりなだけど、それは愛情がないわけじゃなくって、りなはまだ、自分自身と闘ってるんだ…って、そう信じることにしよう。

あたしは言葉の力を信じてきたし、思いは言葉で伝えて欲しいとも思ってた。
言ってくれないと、わからないよ。
言わなくてもわかる、じゃなくって、わかってたとしても、言葉で言って欲しいよ。
だけど…
この間、何も言わなくてもりながあたしを抱きしめてくれたから。
あたしも黙って、りなにしがみついて、すりすりして甘えてみた。
それだけで、いいかなって。
もう少し、この温もりを信じてみよう。

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